人狼流浪記

少なくとも人に読ませるようには書いていない。

効率的な考察手順を考える

昔、一度別のブログで人狼ゲームの考察の種類について纏めたことがありますが、

それに関する再考です。

 

 

基本の考察

人外精査方法 - そこそこ楽しいわかめて人狼

考察の基本的方法は、冷凍みかんさんが指南するやり方が最もメジャーでしょう。

「プレイスキル」✕「発言」で相手が人狼かどうか見極めるやり方ですね。

 

ここであえて私が解説する必要はないので、その引用を貼り付けておくことにします。

 

その人の「素」がどこにあるか見極めます

鋭い事が言えるFさんが、とある事に対しては鈍感な反応しかしなかった時など、チェックが入ります。
逆に、Aさんのように、発言レベルが低くても、その人の「素」で一生懸命発信してると判断できれば、吊らない対象になる事も有。

メリットデメリットはそれぞれ画像中に書きましたが
どうしてこのようにしてるかと言うと
前者のような精査の仕方が全てだと、ただ慣れてない人を順番に吊っていくゲームになりがちなんですよね
なので、対話して、考えを聞いた上で、それが「素」の思考回路で出た発言か、「偽り」なのかを判断する方が面白いんじゃないかと思っています。

 

考察の種類を挙げてみる

名付けをし、挙げれば挙げるだけ増えていくようなものですが、

一通り検索してみて、目につくものは全てあげてみることにしました。

 

発言考察(単体考察)、ライン考察、感情考察(パッション考察、心理考察)、視点考察、投票先考察、噛み考察、論理考察、役職像考察、状況考察(盤面考察)、人物像考察(PS考察、力量考察)、位置考察、メタ推理、軸精査、作為考察、対話考察、白置き考察、黒置き考察、HP考察、初動考察

 

()を除いて合計20種類。

ニュアンスが近そうなものは()の中にまとめておきました。

 

考察方法を整理する

 

メタ推理を除く19種類の位置づけを整理してみました。

 

縦横の軸ラベルは、それぞれ以下の通りです。

 

縦:「発言」対「盤面」

横:「個人」対「全体」

 

考察の種類ついて、それぞれの個別具体的な説明は省くことにします。

私の旧ブログや他社サイトをご参照ください。

以降、これらの考察の種類について、大まかにグルーピングを行ってみました。

 

一群(個人✕発言)

  • 発言考察
  • 論理考察
  • 白置き考察
  • 黒置き考察
  • 感情考察
  • 人物像考察
  • 作為考察
  • HP考察

図表の左上に集まったグループです。

考察と言えば、対個人ですので、この手のタイプが多くなるのは当然でしょうね。

 

基本の考察である冷凍みかんさんの考察法はこの群に該当し、

ここに並ぶ考察は、概ねそれに準ずるものであると言えます。

多くのブログやnoteで個別具体的に解説されているものもこれでしたね。

 

二群(中視点の考察)

  • 対話考察
  • 役職像考察
  • 視点考察
  • ライン考察
  • 軸考察

考察方法が「発言」に寄っているものが多い気がしますが・・・

個人-全体、発言-盤面でそれぞれ中間位置を取る考察のタイプです。

 

「複数人」✕「状況」の考察とも言い換えることができるでしょう。

人数に関して言えば、2~3人を対象に行うものが多いですね。

 

三群(全体✕盤面)

  • 状況考察
  • 投票先考察
  • 噛み考察

図表で言うと、右下に集まるグループです。

一群とは真逆の位置を取るグループですね。

 

群の対比

それぞれの群の特徴を端的に纏めると、以下の通り。

 

一群主観的、深度が深い、時間が掛かる)

 ↕

二群中間視点の考察)

 ↕

三群客観的、深度が浅い、時間が掛からない)

 

一群に近いほど主観的で、三群に近いほど客観的

また、一群に近いほど長時間、三群に近いほど短時間の考察時間が必要と言えます。

 

一群が時間が掛かるのは個人を相手にして考察を行うため、

三群が時間が掛からないのは全体を相手に考察を行っているためです。

 

これは漏れなく全員に対して考察を行った後に、

結論を出すことを前提にした場合の話です。

 

 

また、発言情報よりも盤面情報のほうが当然、客観性は高いので、

一群は主観的な考察、三群は客観的な考察であると言えます。

 

二群はその中間に位置する、ということにしました。

 

”効率的”な考察を考える

蛙の考察日記などでも述べた節がありますが、

人狼ゲームは時間の限られているゲームですので、

考察の方法も効率的であればあるほど良いと言えるでしょう。

 

 

この前提に基づいて考えると、以下の優先度で考察を行うのが最効率と言えます。

三群の考察 > 二群の考察 > 一群の考察

 

 

例えば、占い決め打ちの日に占考察をすることを想定しましょう。

この場合の優先度、考察の手順は・・・

 

投票先考察 > 役職像考察 > 発言考察

 

このような順番で行うのが効率的、理想的であると言うことができます。

人狼onlineのような昼時間/500秒の環境で考える場合には、

例として以下のような時間配分が考えられます。

 

投票先考察(150)>役職像考察(150)>発言考察(150)>指定(@50)

 

例えば、投票先から村全体のラインを把握する(投票先考察)→占い師2者を比較する(役職像考察)→各占い師の発言を精査する(発言考察)

 

 

効率的であるということは、

時間に対して最も結果の出るやり方を採用しているということですから、

(したがって、)考察中心のゲームプランニングにおいては、

上記のような考察手順が最も良い手順であると言うことができます。

 

 

一群精査(対個人・発言)だけに重点を置くプレイヤーが結構いるのかな・・・

と思ったので、このような思考発散をしてみました。